ニューヨークの〈LQQK Studio〉メンバーが自転車で集合。
LQQK STUDIO
車でも、バイクでも、電車でも、飛行機でもなく、自分の力で、自分のリズムで走るからこそ見える景色や気付ける感覚がある。自転車はどこまで行ってもマイペース。そんな当たりなことが最近また気になって、みんなそれぞれ、どんなのに乗って、どんなふうに自分の時間を過ごしているのか、世界の8都市と、東京の各地でスナップ。今回はニューヨークの〈LQQK Studio〉を取材。 BICYCLE SNAP@New York
Nick DePhillips・ファッションデザイナー
〈LQQK〉に参加して働く傍ら、自身のブランド〈DAYTIMENOVELLA〉も手掛けるニック。自宅とスタジオの行き来はもちろんのこと、マンハッタンにある生地屋街に行くのも友達が最近くれた日本生まれの〈フジ〉で。自転車の盗難が多いNYだけあって「信じられないかもしれないけど、先々代、先代と次々に盗まれちゃって。だから俺にはBeater(使い古された自転車)で十分なんだ」とボトルケージ以外は譲り受けたそのままで。
Alex Dondero・〈LQQK Studio〉ファウンダー
BMXやピストなどをいくつか持っている〈LQQK〉のボス・アレックスはこの日、カスタムビルドを依頼した〈ビショップ〉のフレームでやってきた。以前バイクレースをしていたこともあり、〈スギノ〉のクランクセットや〈シマノ〉のハブといった競輪パーツを組み込むなど、自転車への愛と個性が詰まっている。「フレームのつなぎ目の繊細さやトップチューブの美しいクボミはクリス・ビショップだからこそなせる業。ラメ塗装もお気に入りだ」
Erika Ceruzzi・アーティスト
〈LQQK〉のメンバーと仲良しってことで参戦してくれたエリカは、グラフィックがお気に入りだという〈KHS〉に、「パーティも自転車で行くからどんな靴でも漕げる大ぶりのペダルが大切なポイントね」ということで〈Odyssey〉のBMX用を装着。また「NYはとにかく路面が悪いから」とパンクにめっぽう強い〈Continental〉の「Gatorskin」は欠かせないそうだ。実用的なカスタマイズで大都会での自転車生活を謳歌中。