ニューヨークの〈LQQK Studio〉メンバーが自転車で集合。
Wilder Smith・アーティスト
「目的地を決めずに友達と自転車で出かけて探訪するのが街を知る一番の方法だよ」というワイルダー。ニック同様に「街乗り用に何も気にせずに乗れる“Beater”な一台を探してたときに、友達がくれた」という現存するアメリカ最古の自転車メーカー〈シュウィン〉のフレームに、形が好きだという〈ヴェロ オレンジ〉のハンドルと〈ESI〉のグリップに付け替えて、「スペシャルではないけど、愛着はあるよ」という一台に。
Toya Horiuchi・グラフィックアーティスト
10年ほど前、当時のピストブームに刺激され、カリフォルニア発の〈リーダー〉のフレームとBMXのパーツをメインに組んだという一台。その後足を痛めてから乗っておらず、コロナをきっかけに4年ぶりにハンドルだけ替えて組み直した。「久しぶりに乗ると楽しくてスピード出しちゃうし、試しにあちこちの道を走って、ブルックリンからあまり行かないメトロポリタン美術館まで行ってみたり。小学生の夏休みって気分なんだ(笑)」 photo: Takeshi Matsumi, text: Shimpei Nakagawa (2020年11月 883号初出)
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