スタートダッシュ失敗で復調の兆し見えないマンU…テン・ハフは解任について「考えていない」と“クラブの輪”を強調
マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督は、プレミアリーグのスタートダッシュに失敗したものの、解任される心配はないと主張している。英『スカイスポーツ』が伝えた。 【写真】「ものすごいメンツ」…リバプール豪華3選手に囲まれたMF長野風花 昨季のマンチェスター・Uは屈辱的なシーズンを送った。プレミアリーグを8位で終え、クラブ史上最低順位を更新。得失点差は「-1」でプレミア発足以降初となるマイナスで終え、公式戦で喫した総失点「82」は同一シーズンでのクラブワースト記録となった。 FA杯決勝でマンチェスター・Cを下して頂点に立ったものの、テン・ハフ監督の解任は決定的と報じられた。しかし、クラブは指揮官の続投を決定。新シーズンでの巻き返しを期待した。 今季のプレミア開幕戦ではフルハムに勝利して白星スタートを成功させるも、続くブライトン、リバプールに敗れて黒星が先行。29日の第6節トッテナム戦では、ホームで0-3の完敗で早くも3敗目を喫し、順位は12位まで転落した。 トッテナム戦では前半42分にMFブルーノ・フェルナンデスが退場して数的不利に陥るアクシデントがあったが、11人対11人の数的同数の状況から劣勢を強いられていた。クラブOBであるガリー・ネビル氏は、「前半の戦いは、現監督の下のユナイテッドを見た中で最悪だった」と嘆いたほどだ。 当然のように解任の可能性が報じられ始めたが、本人は自身に猶予があると確信している。将来について問われると、「いや、そのこと(解任)については考えていない。夏にオーナー、指導者グループの全員が残留を決断した。何を改善しなければならないのか、どのようにチームを構築したいかを明確に検討した上で決定したんだ」と答えた。 「だが、皆、ある程度の時間がかかることは分かっていた。選手獲得についてもそうだし、(マヌエル・)ウガルテのように加入が遅れた選手もいる。組織の改善もそうだ。オーナー、スタッフ、選手を含めて我々全員が同じ船に乗っている。そこは心配していない」