「トップレベルではなかった」 グラスナー監督の評価は辛口。鎌田に求められる得点力
次節はホームでウェストハムと対戦する
プレミアリーグ第1節ブレントフォード対クリスタル・パレスの一戦が行われ、2-1でトーマス・フランク監督率いるホームチームが勝利を飾った。 今夏の移籍市場で南ロンドンのクラブに加入した鎌田大地はフランクフルト時代の恩師オリヴァー・グラスナー監督と再会したこともあって、プレシーズンマッチから積極的に起用されており、プレミア初戦となったこのゲームでも先発メンバーに選ばれている。 パレスのシステムは[3-4-3]で、攻撃時は[3-2-5]となり、鎌田はエベレチ・エゼ、フィリップ・マテタと近い距離でプレイしていた。パレスのダブルボランチであるウィル・ヒューズとアダム・ウォートンは積極的に縦パスを差し込むタイプで、サイズがあってターゲットマンになれるマテタの落としから鎌田とエゼの2人がいい位置で前を向いてボールを受け、ブレントフォードゴールを脅かす展開は何度か見られた。しかし、相手の守備陣を崩し切るまでには至らず、カウンターから被弾。今季の初戦を黒星で終えている。 「多くの場面でいいパフォーマンスを見せていたと思うけど、トップレベルではなかった」 英『South London Press』がグラスナー監督の鎌田へのコメントを伝えている。前半にはハイプレスで相手GKのビルドアップミスを誘うなど、ベンチに下がるまでの70分間は悪くないプレイを続けていたが、得点には絡むことはできず、その点でトップレベルではなかったと感じたのだろう。 鎌田の前任者はバイエルンへ引き抜かれたマイケル・オリーセで、彼は昨季怪我での離脱がありながらも10ゴール6アシストを記録している。エゼも昨季11ゴールと二桁に到達しており、同じシャドウで起用されるなら鎌田は自身の得点力を再度、証明する必要がありそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部