【パリ五輪日本代表メンバー予想 vol.3】渡邊・八村・ホーキンソンの代表コアをフォローするのは?
■吉井裕鷹はユーティリティさでリードか⁉
北海道の2試合は4名の選手が入れ替わって出場するなど、パリ五輪でのロスター争いを繰り広げられたが、その中で2試合とも出場したのが吉井裕鷹(三遠)だ。先発で出場した第1戦は23分51秒の出場で10得点をマーク。思い切りのいいシュートでチームを引っ張り、課題であった3ポイントシュートも3本の試投のうち2本を決めてアピールした。続く第2戦はベンチスタートながら19分39秒のプレータイムを得て、ローテーションの一翼を担っている。 2試合ともPFでの起用となったが攻防両面で存在感をアピール。第1戦ではファウルアウトを犯し、試合後の会見で反省の弁を口にしたが、アグレッシブな姿勢も今の日本代表には欠かせない存在と言える。Bリーグでは出場機会に苦労したが、日本代表には吉井が活躍する機会が大いにある。八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)と渡邊雄太が合流しても、SF、PFと2ポジションをこなせるユーティリティ性もホーバスジャパンには必要だ。
■フロントコート陣をバックアップするのは川真田紘也と渡邉飛勇
日本生命カップ2試合をゲスト解説した渡邊雄太は「早くこのチームに合流したい」とあふれる気持ちを放送席から吐露した。八村塁は自身のInstagramにモルテンの五輪使用球を使ってのトレーニングシーンをアップ。これはまさに代表合流のアピールと言っていいだろう。ジョシュ・ホーキンソンが常にフォア・ザ・チームのメンタルを維持している中、インサイドはこの3人のローテーションになると考える。さらに、SF渡邊、PF八村、Cホーキンソンというラインナップがスタートでは有力だ。 では、この3人をサポートするメンバーは誰になるのか? 先に述べたように吉井は当確としたとき、まず、川真田紘也を入れたい。第2戦に出場した川真田が8分50分のプレータイムながら、体を張ったディフェンス、オフェンスではスクリナーとして持ち味を発揮した。さらに比江島慎(宇都宮ブレックス)のアシストからボースハンドダンクも披露。愛されキャラとしてチームに欠かせない存在でもあり、パリの切符をゲットしたと言えるだろう。 そして、もう1人は渡邉飛勇を選出したい。ジョシュ・ホーキンソンの控えとして、11分15秒の出場時間を得ると、ゴール下、特にリバウンドで存在感を示して合計5本を獲得した。オフェンスでも2本のシュートを確実に決めて4点をゲット。ローテーションを確実に守り、指揮官の期待にこたえた。渡邉飛勇については、以下にケガなく本番を迎えられるかにも注目。昨年のワールドカップをはじめ、大事な大会を前に故障によりロスター落ちをした経験があるだけに、万全な体調で臨みたいところ。 文=入江美紀雄
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