小池知事定例会見5月12日(全文1)五輪予算2000~3000億円見直し効果出せる
東京で暮らし始める外国人向け生活情報冊子『Life in Tokyo:Your Guide』を発行
それから最後のお知らせになりますけれども、ご報告になりますけれども、こちら。皆さんのお手元にもお配りしております、片方が英語版、片方が日本版となっております。東京で暮らし始める外国人の方向けに生活情報冊子として発行するものでございまして、タイトルは『Life in Tokyo:Your Guide』。あなたのガイドのということでございます。 で、都内の在住外国人の数は年々増え続けているわけでございます。2020年の東京大会に向けまして、さらに増加が見込まれることかと存じます。こうした中で東京に住む外国人の方々から出身の国と違う習慣、ルールに戸惑うということなどがございますし、またその習慣などの違いで、東京に住まれる外国の方のごみ出しの仕方が悪いといって、それについて近隣の中でトラブルが起こったりなどという例は残念ながら多いわけでございます。それから騒音を出す方々で、また近所迷惑というような話になって、このような近隣トラブルにつながる例もあるわけでございます。そこで東京で暮らし始める際に、すぐに役に立つ生活情報をコンパクトにまとめたのがこの小冊子でございます。 3つ特徴がございまして、第1に、例えば住宅を借りる際の敷金、礼金っていうのは日本でかなりユニークな制度になっているわけでございます。それからお医者さんに、医療機関の受診する際の、その方法についてどうしていいか分からないとかですね。最低限、知っておきたい生活の基本ルールやマナーについて、イラストを、ご覧いただいてお分かりのようにイラストをかなり盛り込んでおりまして、分かりやすく説明をしたところでございます。 で、中にははんこ。はんこ。まだ日本、はんこが押してくださいって言われることが多いわけですね。で、そのはんこの使い方とか作り方とか、中には、売ってないか。外国の方の名前は売ってないかもしれませんね。ということで、そういうもう身近な、だけどエッセンシャルなことについて丁寧に網羅したつもりでございます。 それから2番目ですけれどもSuicaやPASMOの使い方。そうそう。印鑑についてはここの項目でまとめてありますけれども、生活に便利なノウハウを、例えば先輩の外国人。もう日本に長く暮らしておられる先輩の外国人の方からの目線でアドバイスするコラムを盛り込んでおります。 それから第3に携帯できる、このようなハンディサイズとしておりますので、生活に必要な手続き、それから相談窓口など、手軽に見られるような。最後はどのように、いろんな連絡先の一覧なども付いておりますので、英語版、日本語版、そして今後は中国語版とハングル、これを用意するようにしているところでございます。 これの入手でありますけれども、ビジネスコンシェルジュ東京であるとか、区市町村の住民登録窓口のところに置いたり、それからこの都庁におきましては3階に外国人相談コーナーがございます。そちらの、そういったところに外国の方が頻繁に触れる、そういうところで無償配布をするということでございます。それから、より今的には都のホームページからもダウンロードできるようにいたしますので、こちらもちょっと使い勝手などを皆さんで試していただき、ご意見などあればお聞かせいただきたいと思っております。 ということで、私のほうからご報告するのは以上でございます。 【連載】小池知事定例会見(2017年5月12日)全文2へ続く