「60代でも若手」返上へ 隠岐の建設業界、高校生招き体験会 重機やドローンを生徒たちが操縦
深刻な人手不足の解消につなげようと、島根県隠岐地区建設業協会(徳畑信夫会長、41社)がこのほど、隠岐の島町飯田の飯田岸壁に高校生を招いて建設工事の体験会を開いた。現場で使う重機やドローンを生徒たちが操縦し、仕事の魅力を感じ取った。 【出雲でも】高校生が重機操縦 出雲の工事現場で体験
隠岐地方の建設業は「60代でも若手」といわれるほどシニアが現場を下支えしているという。早い段階で地元の建設業を進路の選択肢に入れてもらおうと同協会が企画し、隠岐水産高校と隠岐養護学校の計52人が参加した。 協会の稲葉良平地域振興委員長(47)=花岡組社長=が「住みやすく便利で安全な町にするのが役割で、完成したものが町に残り、やりがいがある」と建設業の仕事を説明。生徒たちは、現場の観察で使うドローン、砂利を運ぶバックホーの操縦、大工仕事の角材切り、高所作業車の乗車を体験した。