日本選手団の旗手・フェンシング江村美咲「どんな世界が広がっているのかワクワク」 パリへは「自分らしく正々堂々」金へ意気込む
パリ五輪に臨むフェンシング日本代表が2日、東京都内で記者会見し、日本選手団の旗手に決まった女子サーブルの江村美咲(25)=立飛ホールディングス=は「旗手として日本代表として、ふさわしい行動を心がけて過ごしたい。東京五輪の時は開会式に出なかったので、どんな世界が広がっているのかワクワクしている」と語った。 パリ五輪では選手の負担軽減を図るため主将が廃止され、代わりに男女1人ずつの旗手が日本選手団の顔役になる。昨年の杭州アジア大会でも旗手を務めた江村は「アジア大会ではお客さんが見えなくて表情が硬くなってしまった。今回は笑顔で歩けたら」と、セーヌ川沿いでの開会式に向けて抱負を口にした。 2022、23年の世界選手権女子サーブル個人を日本勢で初めて連覇した江村には、フェンシング日本女子初の五輪メダリストへの期待が掛かる。東京五輪では個人戦で3回戦敗退。屈辱を晴らすパリの舞台に向け、現役世界女王は「自分らしく正々堂々戦う。結果は後からついてくる」と、金メダルへの自信をのぞかせた。 男子の旗手はブレイキン(ブレイクダンス)男子の半井重幸(22、ダンサー名・SHIGEKIX)=第一生命保険=が担う。 以下は代表メンバー18人 ▽フルーレ(男子)松山恭助、飯村一輝、敷根崇裕、永野雄大(女子)東晟良、上野優佳、宮脇花綸、菊池小巻 ▽エペ(男子)加納虹輝、見延和靖、山田優、古俣聖(女子)吉村美穂 ▽サーブル(男子)吉田健人(女子)江村美咲、高嶋理紗、福島史帆実、尾崎世梨
中日スポーツ