日ハム・五十幡亮汰はなぜ“ドラフト2位”指名だった?「あれだけの足があるのに…」 記憶に残るスカウト評 プレミア12で代表大抜擢「ホントの理由」
野球は「スラッガーを9人並べても勝てない」
11月21日、対アメリカ戦。 終盤8回、死球で出塁した五十幡亮汰選手、すかさず二盗を敢行すると、捕手の悪送球で三塁まで進塁。1番・桑原将志左翼手のセンター前で生還し、2番・小園海斗二塁手のダメ押し本塁打につなげてみせた。 なんだか、学んだような気がした。 やはり、野球は打線にスラッガーを9人並べてみても、勝てないんだなぁ。チームとは、組織とは……いろいろな個性と役割と得意ワザを持った「多色」の人間たちで構成されていると、いい事が、面白い事が、楽しい事がいろいろ起こる。 ピカピカ輝く金色の絵の具だけ25本持っていても、金色のベタ塗りしかできない。 25色の多色の絵の具を持っているからこそ、思い描いた景色を、自在に描けるというもののようである。
(「マスクの窓から野球を見れば」安倍昌彦 = 文)
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