【40代・50代は注意!】タンパク質はとっているつもりでも、実はきちんと消化吸収できていない人が多い
では、タンパク質の消化吸収力を高めるには?
「この連載で何回かお伝えしていますが、タンパク質の摂取量を少しずつ増やしていくことです。少しずつ増やすことで、消化酵素や胆汁酸の量も増えていき、消化吸収できる量が増えていきます。 さらに、リーキーガットを改善することも不可欠。具体的な方法は、次回詳しくお話ししますが、まずは小麦製品と牛乳の摂取を控えるようにしましょう。 腸粘膜の炎症が改善してくると、タンパク質をきちんと消化吸収できるようになりますので、ぜひこれらの方法を実践してみてください」
【教えてくれたのは】 金津里佳さん 管理栄養士。医療法人美健会 ルネスクリニック東京・管理栄養士。北陸学院大学短期大学部食物栄養学科卒業。産科婦人科、人工透析科、栄養療法を主とする自由診療クリニックでの勤務を経て、2019年より現職。「人の身体はみな同じではない」をつねに意識し、日々の栄養カウンセリングに臨む。「食事は治療」との信念から一生続く食事という行為を根本治療ととらえ、論拠が納得できる正しい情報を届けたいという思いから、書籍などで情報を発信。著書に『9割が間違っている「たんぱく質」の摂り方』(青春出版社)がある。 写真/Shutterstock 久富健太郎(金津さん)取材・文/和田美穂