プロアスリートの声を生かした製品作り 日本発のリカバリーサンダルブランド「rig」の魅力
また今年発表した「bendera」も注目度が高いです。rigが誇る3層構造ソールを採用し、アッパー内側部分にはAATH®️というリカバリー繊維で作られた生地を用いています。AATH®繊維にはプラチナ合金が練り込まれており、血行を促進する機能を持っているので、歩かずとも、足を通しているだけでリカバリーの効果が期待できるのです。
アスリートの声を生かした商品開発
ースキーヤーやテニスプレーヤー、トレイルランナーなど、20名以上のアスリートをサポートされています。サポートに力を入れる理由を教えてください。 会社としてスポーツを快適に楽しめる商品を取り扱っており、とりわけrigは、アスリートの負荷やストレスを軽減させることをコンセプトに展開しています。世界で活躍する日本のアスリートを、少しでもサポートできればという思いが強いです。 おかげさまで「ハードなレースの翌日も普段より足が楽に感じる」や「足を怪我したときでもrigなら歩ける」、「普段履きとしても疲れにくい」など、ありがたい声をいただいています。
ー実際にアスリートの声をもとに新たな開発を進めているとのことですが、具体的にどんな声をどのプロダクトに反映させていますか? 現場でお会いするアスリートのみなさんから、毎回さまざまな意見をいただくので、具体的にどの選手とは言いにくいのですが、ほとんどの方からフィードバックをいただいています。 たとえば、ブランド立ち上げの際、ファーストモデルとなる一体成型の「FLIP FLOP」と「SLIDE」をお配りし、感想を募ったところ、「柔らかな素材でできているため、バランスを取るのに無駄な筋肉を使ってしまい、リカバリー効果が薄れているのではないか」という意見がありました。そこで、3層構造ソールの開発や、素材の硬度の見直しなどを行いました。
前述した「mguu」や「bendera」などは3層構造ソールを採用しており、当時の意見を生かし、マイナーチェンジをしています。また「街履き仕様のモデルが欲しい」、「ウィンタースポーツの後に履ける靴はないか」という声に対しては「doob」や「doob suede」を作るなど、一人一人の意見を反映させたプロダクト開発を行っています。