「ベストバウトはこの間のドネア戦」ボクシング・井上尚弥選手が会見(本文2完)
階級の細分化をどう思うか
記者:アソシエイトメンバーの【シオムラ 00:51:09】です。子供のときにずいぶんボクシングのファンで楽しんでたんですね。最近、井上選手が出るまであまり興味がなかったんですけれども。今から思うと体重のクラスが僕が子供のときはずいぶん少なくて、今みたいにスーパーなんとかとか、なんとかっていうのはなくてですね。大まかなクラス分けしかなくて。結構、体の違う人が戦う、見せてもらったんですね。今はずいぶんクラスがちっちゃくなっちゃって、ある種つまんなくなったという面があると思うんですけども、その辺はどういうふうに、どっちがいいと思いますか。 井上:もちろんボクシングは殴り合うスポーツで、階級制のスポーツであるということで、この今の階級が多い中でのボクシングというのは、ある程度、同じ体格同士で戦うという、いい面もあれば、やっぱりチャンピオンが増えるという面もあれば、という2つの問題があると思うんですけど。だから自分はその中で複数階級、この階級で敵がいなくなれば上に上げていこうという思いも持ってますし、ただ、自分がスーパーフェザー級、ライト級で、じゃあ試合をやれるのかといえば、やっぱり体格の問題もあるので、それはやっぱり不可能な領域に入ってくる問題だと思うので、この階級制度、この階級の多さというものには、自分はある程度、納得してるのかなと。その中で、自分の力が発揮できるところまで挑戦していこうかなと、そう思ってます。
バトラー選手と対戦後、すぐスーパーバンタムに上がりたいのか
司会:今、階級に関したような質問がオンラインで来ていましたので、ちょっとこちらもご紹介させていただきます。井上選手、スーパーバンタム級に上がる前にある程度ウォームアップ的な、チューンアップ的な試合というのはされたいと思いますか。あるいは、もしバンタム級でバトラー選手と戦うことができたとしたら、その直後に、もう、すぐにスーパーバンタムに上がっていくということを考えるでしょうか。 井上:今の状態であれば、スーパーバンタム級は自分の中でベストな階級になるのではないかなと思っているので、ここはマッチメイクのタイミング次第にはなりますけど、一発目で挑戦ができるのであれば自分はしたいなと思ってますし、そういう流れ、タイミングがないのであれば1戦挟むことも中には出てくるかなと思います。 司会:あと1、2問お願いできると思います。よろしくお願いいたします。