＜D・ソ＞9回、ベンチの三浦監督（撮影・島崎忠彦）

　◇SMBC日本シリーズ2024第2戦　DeNA3―6ソフトバンク（2024年10月27日　横浜） 【写真】＜D・ソ＞3回、先発・大貫の交代を告げマウンドに足を運ぶ三浦監督 　DeNAはホーム開幕という地の利も生かせず、開幕2連敗。打線は相手先発左腕・モイネロに4回1死まで無安打に封じられたが、6月の交流戦でモイネロから一発を放っている主砲・オースティンを欠いたのも大きかった。 　オースティンは第1戦で左足甲に自打球を当てた影響でベンチ外となり、試合を欠場。代役4番には筒香が入ったが、1、2打席目で連続三振するなど4打数無安打で、7回に3点差と迫ってなおも2死二、三塁とチャンスが続いた場面では遊ゴロに倒れた。 　三浦大輔監督（50）は筒香の4番起用について「オースティンが出られないというところで。あとは誰が4番を打っているのか…打線の流れのなかでね、やっぱりゴウ（筒香）が一番しっくりくるということでね。ヒットは出なかったですけどね、打席での内容はノーヒットっていうほどメチャクチャ悪いわけではなくね、いい雰囲気ありましたけどね」とコメント。 　敵地に舞台を移す第3戦以降の4番・筒香については「そうですね…分かんないです。決めてないです。可能性はありますよ、もちろん。オースティンの状態もありますし」とした。 　また、5回に2点を返した場面では22歳・森敬の投手強襲安打から20歳の代打・松尾がモイネロの初球を打って左翼線二塁打。若手の活躍が得点につながり、「思い切ってやってくれていますよ。（松尾のリードも）良かったですよ」と評価する場面もあった。 　「明日一日空きますけど、集中して入れるようにね。2連敗はしましたけど、明日以降、福岡に行って、いつも言ってるように忘れろという…反省してから忘れろというね。集中してね、全員がもっともっとギアを上げてね、臨んでいかないといけない。切り替えていきたい」とした指揮官。 　「くよくよしてられないですよ。まだ終わりじゃないですし。選手たちがもっともっと思い切ってできるように、一日空けて、そういう気持ちで（福岡の）グラウンドに立てるようにやっていきます」とし、「場所も変わるし、一日空くし…全部ですよ。もう一回横浜に戻ってこられるようにね。それを目標にまた一試合一試合戦って戻ってこれるように行ってきます」と必死に前を向いた。