JFEHD社長に北野嘉久氏 グループ全体で脱炭素化加速
JFEホールディングス(HD)は6日、次期社長に傘下のJFEスチールの北野嘉久社長(65)が昇格する人事を発表した。JFEスチール社長には広瀬政之副社長(60)が昇格する。いずれも4月1日付。グループ全体で脱炭素化の取り組みを加速し、次世代の収益源確保を狙う。 JFEHDの柿木厚司社長は取締役となり、6月の株主総会で取締役も退任、特別顧問に就く。 北野氏は東日本製鉄所京浜地区(川崎市)の高炉休止を主導した。跡地は水素の供給拠点などとして使われる。製鉄所で発生するCO2削減の独自技術の研究開発も進めている。