「彼は何が必要なのかわかっていた。MVPなんて気にしていなかった」ヤングがプレーオフ前のテイタムとの会話を明かす<DUNKSHOOT>
もっとも、『Vegas Insider』によると現時点における来季のMVPオッズではヨキッチとルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)が+380で1位タイ、続いてシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)とアデトクンボ、エンビードが+550で並び、テイタムは+1500で6位タイとなっている。 今年のプレーオフで圧倒的な強さを見せたセルティックスだが、ファーストラウンドではマイアミ・ヒートのジミー・バトラーとテリー・ロジアー、セカンドラウンドではクリーブランド・キャバリアーズのジャレット・アレンが全休し、ドノバン・ミッチェルも途中で離脱。カンファレンス・ファイナルでもインディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンが最後の2試合は離脱していたこともあり、“ラッキーな勝ち上がり”と見る意見もある。 テイタム自身もそういった声を耳にしていて、ファイナル期間中に「僕らは全員が揃った状態の相手と対戦していなかったと言ってくるだろう。だから来年もやってみせるさ」と語っていた。 セルティックスのタレントの多さゆえに個人としての評価は高くないものの、来季もチームをカンファレンス1位に導くことができれば、テイタムにもMVPのチャンスが巡ってくるはずだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
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