UCLAの中南米トップアマは黄金プロトタイプパターがお気に入り
UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)男子ゴルフチームは秋季休暇に入ったが、4年生のスター選手は忙しいままである。メキシコ・プエブラ出身のオマール・モラレスは前週、スポンサー招待で母国開催のPGAツアー「ワールドワイドテクノロジー選手権」に出場していた。 【画像】ドライバーの“賞味期限”を考える
世界アマチュアランキングは中南米選手で最上位(11月6日付で13位)におり、ツアーでも着々と経験を積んでいる。2023、24年と「全米オープン」に出場。「メキシコオープン」にも同じく2年連続で参戦し、昨年大会の第2ラウンドは4アンダー「67」をマークしたが、カットラインに1打及ばなかった。5度目のPGAツアー挑戦で初通過を目指した前週も、初日39位から2日目の「74」で予選落ちとなった。 有望株の21歳はPGATOUR.COMに対し、現在のギアセッティングについて詳しく語ってくれた。 1Wはロフト角10.5度のピンG430 LSTを使用。トゥルーテンパー プロジェクトX HZRDUS Somke(70TX)のシャフト、滑りにくいコードグリップを装着している。 2カ月前にスイッチしたこの新ドライバーは、飛距離に定評のあったモラレスにとって、すぐさま強力な武器となった。PGAツアー出場時の計測8回の平均で316ydを記録した。
アイアンはワールドワイドテクノロジー選手権の開催コース、エル・カルドナル at ディアマンテを手掛けたタイガー・ウッズが設計に携わったテーラーメイド P7TW(5番~PW)を使用。「打感、そして(フェードもドローも)ボールを操れるところが気に入っている。弾道のコントロール性も非常にいい。とにかく、全体として素晴らしいクラブ」と信頼を置く。
さらに、新しいL.A.B.ゴルフのOZ.1 プロトタイプパターをお披露目。OZ.1は、もともとアダム・スコット(オーストラリア)とL.A.B.ゴルフのチームが共同設計したパターであり、プロト版には、ステンレス鋼のフェースインサートが装着されている。モラレスのパターはさらにカスタマイズされ、通常銀色のステンレス鋼インサートは、目を引く金色に輝いている。 「2週間前にバッグに入れたんだ。僕はカウンターバランスを使っているので、長尺グリップを装着している。とにかく素晴らしいパターで、初めて試した時以来、ずっとお気に入りさ」 黄金のパターフェースに加え、誇らしげにUCLAブルーインズ(同校のスポーツチームの名称)のチームカラーであるゴールドとブルーが配色されたチームのヘッドカバーを見せてくれた。PGAツアーでの経験値から、モラレスがまだ大学生のアマチュアゴルファーであることをつい忘れがちになる。このヘッドカバーが、その事実を思い出させてくれるのである。 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)