【国産時計グランドセイコー】秋の信州“穂高連峰”の2種、“キャリバー9R”20周年記念限定モデル
セイコーウオッチ株式会社は、グランドセイコーのスプリングドライブムーヴメント“キャリバー9R”の誕生20周年を記念して、限定モデル2種を発売する。 【画像】“キャリバー9R”20周年記念限定モデル2種を見比べる
スプリングドライブムーヴメント“キャリバー9R”について
1970年代後半にスプリングドライブの開発は始まった。99年には、独自機構のスプリングドライブを搭載。2004年には、実用性の高い自動巻と約72時間のパワーリザーブを兼ね備えた、グランドセイコー専用設計のスプリングドライブムーブメント“キャリバー9R65”モデルを発売。“キャリバー9R65”は9Rスプリングドライブのスタンダードムーヴメントとして、多くのモデルに搭載されている。
秋の穂高連峰の情景にインスピレーションを得た限定モデル
“グランドセイコー”のスプリングドライブモデルを作り出す長野県塩尻の“信州 時の匠工房”。この工房では、常念山脈や穂高連峰の木々が美しく染まり始める“秋”を感じることができるという。 朝日に照らされた、この秋の穂高連峰の情景に着想を得たのが、“キャリバー9R 20周年記念限定モデル SBGA499”。自動巻きのスプリングドライブムーヴメント、キャリバー9R65を搭載している。2024年9月7日(土)発売、販売価格は79万2000円で世界1300本(うち国内600本)限定となる。 上品なクラシックスタイルを目指し、独特なボックス型サファイアガラス風防、ザラツ研磨を施したラグを備えるケース、ダイヤカットの時分針を採用。 また、赤色の文字盤は、昇る太陽に照らされた穂高連峰を表現。ピンクゴールドのGSロゴ、サーモンピンクのパワーリザーブ表示、そして赤色のダイヤルは、まるで穂高連峰の美しい紅葉のようだ。
秋の穂高連峰を表現したグラデーションダイヤルのモデル
一方、秋の穂高連峰を表現したグラデーションダイヤルの“キャリバー9R 20周年記念限定モデル SBGY035”は、手巻きのスプリングドライブムーヴメント、キャリバー9R31を搭載。11月9日(土)発売、販売価格は116万6000円で世界700本(うち国内300本)限定となる。 こちらのモデルは、穂高連峰が朝日に照らされて紅葉が美しく浮かび上がる様子を、グラデーションダイヤルで表現。削り取られたような岩肌を有機的な型打模様を用いて表現している。 手巻きのキャリバー9R31は、デュアル・スプリング・バレル機構により約72時間のパワーリザーブを備える。ケース厚は10.2mmと薄型だ。 また、曲面美を描くケースは鏡面仕上げとへライン仕上げを組み合わせることでメリハリのある質感を与えられ、グラデーション文字盤が夜から朝へと流れる時や情景を印象付ける。赤みがかったブラウンのクロコダイルベルトとのコンビネーションにより、美しい穂高連峰の秋を感じられることだろう。
文◎Watch LIFE NEWS編集部