BE-PALがおすすめする初秋の新刊4選!ヒグマとの闘い、生き物の捕まえ方、自給生活など
BOOK 03 自分でも作ってみたい自給自足のヒントが!
『北の国から家族4人で幸せ自給生活』 三栗祐己、三栗沙恵著 農文協 ¥1,980 自然災害を機に暮らしのあり方を見つめ直す人は多い。本書の著者も東日本大震災を経験し、電力会社を退職。その後、家族4人でタイのパーマカルチャー・ファームの滞在経験を経て、自給する生活を求め北海道に移住した。本書は北海道での自給暮らしの始まりから一部始終を著わしたもの。住まい、エネルギー、水、食、衣、さらには現金も必要だ。全てを真似できるわけではないが、暮らしに取り入れてみたい方法や考え方も。何事も楽しみながら実践する著者ファミリーがいい!
BOOK 04 ほとんどは感情の幻だ。リアルを求め奥深くへ
『バリ山行』 松永K三蔵著 講談社 ¥1,760 本書でいうバリとはバリエーションのこと。整備された登山道ではなく、より困難なルートを指す。主人公の波多は、会社仲間との六甲登山をきっかけに山登りを楽しむようになる。ある日、社員の妻鹿も毎週山通いするほど熱心に山を嗜んでいることを知る。しかも彼がやっていたのはバリ。自分をバリに連れていってほしいと妻鹿に頼み込むのだった。社内の人員整理渦中にあっても我関せず、バリで本物の生を味わう妻鹿の姿が、波多の心を徐々に揺さぶっていく。 ※構成/須藤ナオミ (BE-PAL 2024年10月号より)
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