カラフルタウンにシェア冷蔵庫、周辺店舗のスイーツ出品 豊田市の新興企業、地産地消の形提案
フードロス削減に取り組むスタートアップ(新興企業)の「どんぐりピット」(愛知県豊田市、鶴田彩乃最高経営責任者=CEO)は、岐阜市柳津町丸野のカラフルタウン岐阜でシェア冷蔵庫サービス「mini-ichi(ミニイチ)」の提供をスタートした。冷蔵庫には施設周辺のスイーツ店の商品を扱い、新しい地産地消の形を提案していく。 商品購入を通じて店舗と消費者をつなぐサービスとして提案する。購入には会員登録が必要だが、一度購入すればスマートフォン上のコミュニティーに入れる。店側は冷蔵庫の棚を借りて販売し、消費者と関係性を深めるだけでなく、商圏拡大や商品マーケティングにも役に立ちそうだ。 冷蔵庫を管理するのは菓子・食品卸売業の東洋食品(愛知県小牧市)。施設周辺や取引先などに出品を呼びかけ、商品の充実を図っていく。1階コミュニティーパークに設置した。 鶴田CEOは岐阜大工学部出身のエンジニア。「岐阜では初めての設置。決まった人が乗降する無人駅も相性が良いと思う。設置台数をもっと増やしていきたい」と意気込む。
岐阜新聞社