新野球場の広さ「長良川球場級」総収容人数1万人 岐阜・高山市、27年度供用開始目指す
岐阜県高山市は25日、老朽化した同市山田町の中山公園野球場を取り壊し、同所に新たに整備する新野球場の概要を発表した。両翼98メートル、センター122メートルで、グラウンドの広さは長良川球場(岐阜市長良福光)と同規模となる。2027年度中の供用開始を目指す。 現在の中山公園野球場は1976年に完成。両翼92メートル、センター120メートル。98年から14年まで全国高校野球選手権岐阜大会が開催されていた。 今年6月に新野球場の基本設計が完了。基本設計によると、内野は黒土、外野は人工芝。一塁側と三塁側に独立したブルペンを各2レーン、冷暖房完備の選手控え室をダッグアウト裏に整備する。ナイター照明は発光ダイオード(LED)、スコアボードは電光表示とし、屋根付きの観客席300席を含む1090席を整える。総収容人数は芝生席を入れて1万人程度を見込む。 これから詳細設計を実施し、来秋に着工する予定。市スポーツ推進課は「選手がプレーしやすく、観客が楽しく応援できる環境を備えた球場にしていく。(開催が途絶えている)全国高校野球選手権岐阜大会の誘致もしていきたい」としている。 (山田雄大)
岐阜新聞社