街ごと文化発信「麻布台ヒルズ」チームラボボーダレス、マンガアート、本屋でボトルキープ!?
港区の大規模複合施設「麻布台ヒルズ」が開業した。“緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街-Modern Urban Village-” を目指し、港区麻布台1丁目、虎ノ門5丁目、六本木3丁目にまたがる約8.1ヘクタールのエリアにオフィス、住宅、ホテル、商業施設、インターナショナルスクールなどの都市機能を持ち、その規模は六本木ヒルズに匹敵するスケールだという。 【もっと写真を見る】シャボン玉のようにもゼリーのようにも見える球体オブジェ、秘密の小部屋、芸術書だけで4000冊!? 「TOKYO HEADLINE」編集部が、気になる商業施設の中身をテーマごとに厳選してお届けする。
約9300㎡の文化施設を展開し、街全体がミュージアムのような麻布台ヒルズ。ガーデンプラザBの地下1階には、お台場から移転した「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、チームラボボーダレス)」が2024年2月上旬にオープン予定。世界初公開の作品や日本未発表の作品を多数展開し、オープンに先駆けて報道陣や関係者に新作を披露している。 エントランスの壁面には錯視を利用したチームラボボーダレスのロゴが登場。ある位置から見るとゆがみのないロゴが現れるが、位置だけでなく肉眼やカメラを通しても見え方が変わる。
最初に案内されたのは《Bubble Universe:実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光》。鏡張りの空間の中に光る球体のオブジェが浮かび、球体そのものが発光するだけでなく、人が近づくとより光が強まり、その光は最も近い球体に伝わり広がっていく。光はひと筆書きのように1度だけ、すべての球体を通過するという。 続いて《花と人 - Megalith Crystal Formation(work in progress)》《Black Waves - Megalith Crystal Formation(work in progress)》。立体的な構造のモニター上にコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれる花と、水の粒子の連続体と三次元の水の動きのシミュレーションを組み合わせた波が表現される。まるで万華鏡の中に投げ出されたような非日常的な没入空間となっている。