【JMA EXPO】照強に押し出されて完敗の城戸「関取に相撲勝負されたらかなわないよ~」
格闘技イベント「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(19日、神奈川・横浜BUNTAI)で、今年3月の大相撲春場所限りで現役を引退した元幕内の照強(29)が元K―1ファイターの城戸康裕(41)と巌流島ルールで対戦。相撲ファイトに徹して3度転落させて貫禄勝ちした。 1ラウンド(R)中に3回円形の試合場から相手を転落させると勝利になるの特殊なルールで照強は、キックの構えをとる城戸にジワジワ距離を詰める。そして一気に前進して場外に押し出す戦術で3回転落させ、相手に何もさせずに完勝した。試合後、照強は「ちょっとプレッシャーかけただけで相手が下がったので、それだったら押しちゃえと思った」としてやったりだ。 さらに「もっとプレッシャーをかけてくると思ったので…。ああなったら自分の思うつぼというか。ハイも見えて、かわせたので」と胸を張ると、今後に向けて「まだ負けてもないしね。どんどん練習して強くなって巌流島を盛り上げていけたらなと思います」と小鼻を膨らませた。 一方の城戸は「あれやられたら勝てるわけないって。アレだけはしないなって思ったんですよ。そしたらまさかのそれで来るっていう…。関取に相撲勝負されたら叶わないよ~」と、相手の〝押し出し戦術〟にお手上げだ。その上で「別に俺、文句言ってないからね。これは文句じゃない。この大会、すげえファイトマネーいいし。いいバイトだわー」と笑みを見せる。それでも「次は転落10回で(勝負が決するルールで)再戦したい。10回だったら18秒で1回落とさなきゃいけないからその間に…」とまさかのリベンジを誓っていた。
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