「いまだに覚えている」 ド軍幹部の脳裏に焼き付く大谷翔平の泰然自若ぶり「誰より集中力ある」
USAトゥデイが独占インタビューを公開
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は昨オフ、10年7億ドル(約1014億円=当時)の大型契約を結び、大きな話題を呼んだ。開幕直後には、長年通訳を務めてきた水原一平被告が違法賭博に関わっていたとして解雇に。激動のスタートとなったが、ドジャースの球団幹部は「あんなことが起きた時でも、集中力を欠くことはなかった」と泰然自若とした大谷の対応に驚いたという。 【動画】「面白すぎ」 大谷翔平がブーイングにまさかの行動をした映像 3月20日に韓国で行われた開幕戦後、ドジャースは長年大谷の通訳を務めてきた水原被告を解雇した。違法賭博に関与したとの報道が出る中、疑いの目は球界屈指のスターにも向けられた。3月25日(日本時間26日)、大谷は会見で「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ皆に嘘をついていたというのが結論」などと自ら説明。その後、司法当局によって「被害者」であると結論付けられた。 米全国紙「USAトゥデイ」は「独自:ショウヘイ・オオタニがドジャースのワールドシリーズ制覇や7億ドルの契約について『これ以上何を求められる?』」と題する記事を掲載。大谷や代理人のネズ・バレロ氏ら関係者の独占インタビューを公開した。記事の中で、ドジャースの取締役副社長で最高マーケティング責任者のロン・ローゼン氏は、水原被告の騒動に対する大谷の対応を絶賛した。 ローゼン氏は「本当に勉強になった。彼は何も悪いことはしていなかった。誰かが彼に酷いことをしたんだ。イッペイは彼の通訳なだけでなく、マネージャーでもあった。しかし、あんなことが起きたときでも、彼は裏で全てに対処していた。チームやグラウンド上での集中力を欠くことはなかった」と回顧。泰然自若とした大谷の姿勢は脳裏に焼き付いているようだ。 「彼がそのことを全世界に話す直前に、トレーナー室に入ったときのことをいまだに覚えている」というローゼン氏。大谷に緊張していないか尋ねたところ、何もしていないのになぜ緊張することがあるのか、という旨の返事があったという。「彼はずっと集中力を維持していた。本当に彼は私が今まで見たどのアスリートよりも集中力がある」と、身近な人の裏切りにも動じなかった精神力を称えた。
THE ANSWER編集部