気になる小学生のニキビ、治し方は?皮膚科に行くべき?NGな声かけも紹介【医師解説】
ニキビが気になるお子さまへの対応は
ニキビができると、コンプレックスに感じる子どもも少なくありません。ニキビを隠そうと、前髪を長く伸ばしたり、うつむき加減になってしまったりすることもあるでしょう。また、相談することを恥ずかしがり、自分でつぶして痕をつくったり、自己流のケアを行った結果、逆にニキビを悪化させてしまったりすることも。 お子さま本人が気にする気持ちに寄り添いながら「皮膚科に行ってみようか」「一緒にスキンケア商品を選ぼう」とさりげなくサポートしてあげられるといいですね。気持ちを軽くさせるためだったとしても「ニキビは青春のシンボルだから」「ニキビはそのうち治るよ」といった発言には要注意。お子さまの気持ちに寄り添った声をかけてあげましょう。
まとめ&実践TIPS
ニキビは、早めに対処したうえで、ニキビをつくらない予防法に取り組んでいくことが大切です。お子さま自ら「ニキビに悩んでるんだけど」と相談するのは、ハードルが高いもの。保護者のかたから、それとなく声をかけてあげるといいですね。きれいに治すためにも、正しい知識を得て正しい予防法に取り組むためにも、皮膚科を受診するのがおすすめです。
監修 山中 岳 先生 子どもの心身の成長に向き合う現場を20年以上経験するドクター。経験に加え、日本小児科学会専門医・指導医、日本小児神経学会専門医・指導医、日本てんかん学会専門医・指導医、と数多くの認定資格を所持し、日々、てんかんや熱性けいれんなどのけいれん性疾患、頭痛、発達の遅れ、脳性麻痺など、主に神経疾患のお子さまの診察を行う。東京医科大学主任教授としても、次世代の医師の育成に力を入れている。