気になる小学生のニキビ、治し方は?皮膚科に行くべき?NGな声かけも紹介【医師解説】
ニキビはどう防ぐ?
ニキビは、毎日のケアで予防していくことが大切です。肌を清潔に保って、毛穴をつまらせないようにすることが基本。次の5点を意識して、しっかり予防していきましょう。 【1:洗顔で余分な皮脂汚れを取り除く】 毛穴に皮脂をつまらせないようにするには、丁寧な洗顔で皮脂を取り除くことが大切です。朝と夜の2回、次のような洗顔法で皮脂汚れを洗い流しましょう。 ・洗顔の前に、石けんで手をきれいに洗う ・ぬるま湯(34~38℃程度)で顔を洗う 冷たい水では皮脂が落ちづらく、熱いお湯では肌が乾燥しやすくなってしまうため要注意! ・石けんや洗顔フォームをよく泡立てる 洗顔ネットなどを使うと、簡単に泡立てられます ・泡を顔の上で転がすイメージで優しく洗顔 なるべく手が直接肌に触れないように注意! ・顔をすすぐ 手でごしごししたり、ニキビに触れないように注意! ・清潔で柔らかいタオルで水分をとる。決してごしごしこすらない なお、石けんや洗顔フォームを使うのは朝と夜の2回を目安にしましょう。使いすぎると、必要な皮脂まで取り除いてしまうためです。外遊びや部活などで汗をかいた際などは、ぬるま湯で洗うようにしましょう。 【2:しっかりと保湿】 洗顔のあとは、乾燥しやすくなるためしっかりと肌に水分補給をしましょう。乾燥すると、肌のバリア機能が弱まったり、足りない油分を補うために過剰に皮脂が分泌されたりしてしまいます。「油分を与えると、ニキビのモトになるかもしれないから」と乳液を避ける子どももいますが、逆効果であるため注意が必要です。 化粧水で肌に水分を補ったうえで、水分の蒸発を防ぐために乳液などでふたをしてあげましょう。 【3:日焼け止めを塗る】 紫外線は肌にダメージを与え、ニキビを発生させやすくしてしまいます。また、皮脂を酸化させて炎症を悪化させることも。夏だけでなく年中、曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、毎日日焼け止めを塗るようにしてください。汗をかいた際は、塗り直すことも大切です。 【4:十分な睡眠をとる】 睡眠をとることもニキビ予防には重要です。睡眠不足はホルモンバランスの乱れにつながります。ホルモンバランスが乱れると、ニキビができやすくなったり、ニキビが悪化したりしてしまいます。 【5:ニキビを自分の指でつぶさない】 指でつぶすとばい菌が入り、炎症がひどくなってしまうことがあります。