冨澤大智に敗れ退場する三浦孝太（撮影・金田祐二）

　「ＲＩＺＩＮ　ＤＥＣＡＤＥ」（３１日、さいたまスーパーアリーナ） 　「雷神番外地」で、朝倉未来軍と平本蓮軍の全面対抗戦第４試合が行われた。朝倉軍でブレイキンダウン（ＢＤ）でも活躍する元Ｋｒｕｓｈ戦士の冨澤大智（２７）が、サッカー元日本代表の三浦知良を父に持つ三浦孝太（２２）＝ＢＲＡＶＥ＝を１回ＴＫＯ勝ちで下した。三浦がタックルにいったところに、冨澤が左膝を合わせて顔面に膝蹴りをさく裂。三浦は失神し、レフェリーが試合をストップした。 【写真】カズ次男　リングで大の字まさかの失神１回ＫＯ負け　冨澤の顔面膝蹴りに沈む 　ＲＩＺＩＮ初参戦だった昨年大みそかで篠塚辰樹に判定負けを喫した。ＢＤ１２では井原良太郎に敗北した後は、しばらく音信不通状態にもなった。相手は違えどＲＩＺＩＮの舞台で一年越しの雪辱を果たした。試合後の取材で、冨澤は神妙な面持ちで「この一年間はマジで落ち込んでいて、本当に格闘技を辞めようというか、なんか死んだみたいな。その精算が今終わったなという感じです」と勝利をかみしめた。 　敗れた三浦には「試合前の手前、三浦君に対して『舐めてるな』とか言ったけど、本当に今回三浦君が名前を挙げてくれなかったら僕は大みそかに出られていないので、そこは本当にすごく感謝している。対戦した後も本当に良い男なんだなと思っているので、これからも三浦君に格闘技を続けて欲しいなって。一緒に練習もやりたいし、一緒に強くなりたいと思います」と感謝を交えてエールを送った。 　本大会はＡＢＥＭＡ　ＰＰＶにて視聴できる。