元日の地震から約11か月、輪島市で遺体発見…行方不明の男性と服装一致「やりきれない」
25日午後3時50分頃、石川県輪島市市ノ瀬町で、能登半島地震の行方不明者を捜索中の警察官と建設従業員が遺体を発見した。近くでは、垣地英次さん(当時56歳)が行方不明となっており、親族などによると、26日に県警輪島署で身元確認が行われ、垣地さんと服装などが一致した。
遺体が見つかったのは、元日の地震による土砂崩れに巻き込まれた垣地さんの自宅近く。垣地さんの親族の神池ユキ子さん(77)によると、赤いジャンパーと黒っぽいズボンも見つかり、垣地さんが着ている姿を見たことがあるという。
家族ぐるみで付き合いがあったという同市市ノ瀬町の区長、水口喜栄(きえい)さん(74)は「英次の気持ちを思えばやりきれず、かわいそうでならない」と話した。
県内では垣地さんを含め、輪島市の3地区で3人が行方不明となっている。