もう「専業主婦志望の女性」は見向きもされない…男女で「決定的に異なる」認識
男女比率を見ると意外にも女性多数
地域差もありますが、今や東京などでは婚活男女の比率が4:6とも3:7とも言われています。この理由は様々ですが、本編の隼人さんのような経験をした男性が結婚を避けるようになったのも一因です。 また女性の50歳時未婚率(旧生涯未婚率)も今や20%近くに達していますし、仮に結婚できても今や3組に1組が離婚するのは有名な話といえます。筆者の予測では当面、女性にとってこの状況が有利に変わることはないでしょう。 男性の考えの変化も合わせて考えれば、もはや「男性に生涯を養ってもらう」という前提の人生設計は極めて危険です。そのような男性とは結婚できたらラッキー程度に考え、できないことを前提に考えたほうが無難といえます。そして、そういう男性と結婚できないということは、女性も少なくとも自活できる程度に、生涯働くことが必要といえるでしょう。 前編の末尾でも触れた通り、最近では「高年収同士・低年収同士」の結婚が主流です。見方を変えれば、女性も年収を上げるほどに、ハイスぺ男性と結婚できる可能性が高まります。年収を上げるほどに、ムリな結婚を狙わなくて良くなりますから、結果的に少なくとも結婚できる可能性は高まるはずです。 特に正社員経験のない方からすれば、正社員として働くことに強い抵抗を感じる方も珍しくありません。とはいえ結婚せずに生涯を自活するなら、最終的には正社員になることが必要という結論になるはずですし、結婚するにしても正社員のほうが有利です。結婚して支えて欲しい気持ちはほどほどに、まずは女性も生涯を通して働き続ける気持ちを持ちましょう。
山本 昌義(婚活FP【商標番号6652878】)