早い人は40代から 紫外線の影響で白内障が進行?専門医が白内障予防と対策を解説
紫外線が1番強い時期は、8月。紫外線は、皮膚だけでなく、目にも影響を及ぼすことが分かっています。そのひとつが、「白内障」。専門医にききました。 【写真で見る】専門医が白内障予防と対策を解説 ■夏の強い日差しが目に与える影響 夏の強い日差し。「紫外線は目にかなり影響する」と話すのは、福岡市内で開業する大原ちか医師です。 大原ちか眼科 院長 大原ちか医師「例えば、黒目の傷の『ドライアイ』、白目であれば『「結膜炎』、目の奥であれば『白内障』があります。」 大原医師によると、紫外線は、白内障を加速する原因になるといいます。 ■白内障は40代から少しずつ進行 大原ちか眼科 院長 大原ちか医師「目の中の透明なレンズが濁ってきて固くなってくる病気。透明なレンズが濁ってきて弾力性も失われてしまう、固くなってしまうというのが白内障です。」 目のレンズが白く濁って視界を妨げる白内障。 白内障になると、目がかすんだり、視力が低下したりします。また、光でまぶしく感じたり、ものが二重三重にぼやけて見えたりします。 大原ちか眼科 院長 大原ちか医師「白内障は基本的に40代以降から少しずつ進行しますので、全員なるもの。加齢によるものが大きな原因になっていますので、必ず全員なってしまいますね。」 大原医師は、紫外線を防ぐ「サングラス」をかけることが予防のひとつになると話します。 それでも、白内障になってしまったら。 ■目の状態をチェック 自分の目の状態をチェックするためのひとつの指標があります。 以下10項目のうち、該当するものがいくつあるでしょうか。 白内障チェックシート(参天製薬 白内障ミュージアムより) (1)50歳以上である (2)アトピー性皮膚炎もしくは糖尿病を患っている (3)ものが二重に見える (4)まぶしさを訴えることが増えた (5)照明をつける時間が早くなった (6)階段を下りるのがゆっくりになった (7)夜間に車・自転車を運転する頻度が減った (8)眼鏡がすぐに合わなくなる (9)手元の文字を見るのがつらい (10)白いものが見えにくい