ジェットスター、好みで選べる新制服に刷新 オレンジ・濃紺がキーカラー
ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は11月28日、新制服の着用を開始した。パイロットと客室乗務員、グランドスタッフ(地上旅客係員)が着用する。今年2月にジェットスター航空(JST/JQ)を中核とするジェットスター・グループが豪州でお披露目したもので、制服の大幅刷新はグループとして初めて。キーカラーを従来のオレンジと黒から、オレンジと濃紺に改めた。 【写真】新制服を着用したジェットスターのパイロットと客室乗務員 従来と同様、客室乗務員とグランドスタッフの制服は共通。ブレザーやシャツ、スカート、パンツ、ポロシャツなどを個人の好みで選べるようにした。これまでの初代制服はシャツとパンツなどが分かれたツーピースだったが、新制服は新たにワンピースも導入した。ジェットスターのロゴに用いている星形マークを随所にあしらった。 新制服導入は、豪州のジェットスター航空(JST/JQ)を中核とするジェットスター・グループが、今年5月に就航20周年を迎えたことによるもの。これまでマイナーチェンジは実施してきたが、全面刷新は初めてとなった。 ジェットスター航空とジェットスター・ジャパン、シンガポールを拠点とするジェットスター・アジア航空(JSA/3K)のグループ全3社で導入。パイロットと客室乗務員、グランドスタッフの3職種合わせて5000人以上が着用する。また、チェックインカウンターをはじめ空港などで表示されるロゴも刷新した。 デザインは豪州のハイブランド「GINGER & SMART」を手掛けるジェネヴィーヴ・スマート氏が手掛けた。ジェットスターの星形をあしらい、タンジェリン・オレンジの胸ポケット付きブレザーを取り入れた「ステラ コレクション」と、濃紺を主体にオレンジのラインを入れた「ホライゾン コレクション」に大別した。 ステラ コレクションは、トップスがブレザー、ワンピース、半袖と長袖のブラウス、ポロシャツ、ボトムスはスカートとパンツを用意。ワンピースはジェットスター初導入となった。 ホライゾン コレクションは、トップスがブレザー、半袖と長袖のブラウス、ポロシャツを用意し、ボトムスはパンツのみでクラシックフィットとスリムフィットのいずれかを選ぶようにした。 パイロットの新制服も濃紺に変更。ネクタイに星形をデザインし、肩章やブレード、ウイングバッジも一新した。 ジェットスター・ジャパンの初代制服による成田発の最終便は、27日の上海(浦東)行きGK35便(エアバスA321LR型機、登録記号JA28LR)。新制服初便は28日の成田発関西行きGK217便(A320、JA03JJ)で、午前7時3分に成田を出発した。
Tadayuki YOSHIKAWA