【フィリピン】アジア開銀、ラグナ湖周遊道路に17億ドル
アジア開発銀行(ADB)は7日、フィリピン政府が進めるラグナ湖岸道路接続事業に対し、約17億米ドル(約2,620億円)を融資することを承認したと発表した。 同事業では、マニラ首都圏タギッグ市のローワービクタンからモンテンルパ市のトゥナサンまでの37.5キロメートルに主要道路を建設する。このうち、アジア開銀は29.6キロを対象に融資する。第1弾で12億米ドル、第2弾で5億950万米ドルを貸し付ける。 中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)も1億8,820万米ドルを貸し付ける。一方、事業の北部区間7.9キロについては、韓国輸出入銀行(KEXIM)が経済開発協力基金から9億435万米ドルを融資する。 同事業の完成によってタギッグ市から首都圏近郊ラグナ州カランバまでの所要時間は現在に比べて25%短縮され、ラグナ湖周辺の住民347万人が恩恵を受けると推計されている。