連敗ストップに貢献したソフトバンク・吉田賢吾 解説陣はしぶとい打撃を評価「またいい選手が出てきた」
◆ 2番に入りプロ初のマルチ安打&打点をマーク! ロッテに4-1で勝利したソフトバンクは連敗を「3」でストップ。貯金は再び「24」となり、2位・ロッテとのゲーム差を「7」に広げた。 ソフトバンク打線は0-0で迎えた5回、1番・今宮健太、2番・吉田賢吾の連打などで一死二、三塁とし、4番・山川穂高が左中間を破る2点適時二塁打を放ち先制。さらに二死二塁で6番・正木智也も右中間を破る適時二塁打を放ち3-0とリードを広げた。 6回は吉田の左犠飛で4点目。ロッテの先発左腕・C.C.メルセデス対策で2番に入った吉田はプロ入り初のマルチ安打(2安打)&打点をマークし、3安打2打点の山川は4月30日の楽天戦(みずほPayPay)以来となる猛打賞を記録した。 連敗ストップを託された先発・有原航平は立ち上がりから安定。7回109球、5安打1失点、8奪三振1四球の好投でリーグトップを更新する9勝目(4敗)を挙げた。 15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、捕手登録ながら「2番・指名打者」でスタメン出場した吉田の打撃にフォーカス。初回の第1打席は難しい内角球をしぶとく右前へ弾き返し、山川の先制打につなげた5回の第3打席も厳しい内角球を今度は上手く肘をたたみ左前へ。技ありの2安打に解説者の齊藤明雄氏は「キャッチャーということで相手バッテリーに対しての“読み”がしっかりできている感じがする。3打席はインサイドをしっかりと打ち返しましたし」と対応力の高さを評価した。 谷沢健一氏は「ソフトバンクではリチャードみたいに“マン振り”するような選手はあまり使われない」と持論を展開。「だから(吉田の第1打席のように)、ファウルで逃げるようにライト前に持って行くとか、(第3打席は)脇を締めて体が突っ込まずに引きつけてレフト線へ持って行く。こういうバッティングができないと、やはり一軍レベルでは使われない」と分析。最後に高木豊氏は「またいい選手が出てきたという感じがします」と、左腕対策としてキッチリ結果を残した若鷹を称えた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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