美容院でシャンプー中「トリートメントされますか?」と聞かれお願いしたら、会計時に「有料」と知り驚き! 料金の説明がなかったら「返金」してもらえるの?
美容院で「トリートメントされますか?」と何気なく聞かれ、特に料金のことは考えず「はい」と答え、サービスを受けた経験はありませんか? ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの? しかし、その後お会計のときに有料だと知った場合、モヤモヤした気持ちになる人もいるでしょう。 このようなケースで、返金を求めることは可能なのでしょうか? 本記事では、美容院での返金トラブルの事例を検証し、未然にトラブルを防ぐための注意点について解説します。
説明不足を理由に返金してもらえる?
「料金の説明がなかったから返金してほしい」と思うのは自然な感情かもしれませんが、実際に返金してもらえるかどうかはお店の判断になるでしょう。 多くの美容院では、サービスの内容や料金について、事前に説明を行うカウンセリングを実施しています。例えば、施術前の段階で「トリートメントは有料です」と説明があったり、メニュー表に料金が明確に記載されていたりする場合、説明不足とは判断されにくいでしょう。 本事案のように、施術中に新たなメニューを追加するときにも、美容院側にはその内容と料金を利用者に伝え、同意を得ることが求められます。 つまり、トリートメントを受けることに利用者が同意を示していない場合や、料金について何の説明もなかった場合は、「説明を受けていない」と主張する余地はあるかもしれません。ただし、サービスを受けた後では、返金を求めるのが難しい場合もあるでしょう。 利用者がトリートメントを受けることに同意し、実際にサービスを受けているためです。それでも利用者が「無料だと思っていた」と冷静に相談すれば、美容院側が返金や別の対応を検討してくれる可能性はゼロではありません。 特に初めて利用する美容院では、説明不足が原因で誤解が生じやすいこともあります。返金を希望する場合は、冷静に状況を整理し、できるだけ早めに美容院に伝えることが大切です。
美容院でのトラブル事例
国民生活センターの資料によると、美容院では次のようなトラブル事例があるようです。 ■イメージしていた仕上がりではないから返金してほしい 自分がイメージしている理想の仕上がりと、美容師が受け取ったイメージに乖離があることは珍しいことではありません。気に入らないという理由だけでの返金は難しい可能性が高いでしょう。 ただし、「10センチ切ってとお願いしたのに20センチ切られた」「お願いしていたカラーと全く違う」など、依頼していた内容と明らかに違う仕上がりになったなどの理由があれば、無料でのやり直しや返金を求めることができる可能性があります。 ■ヘアカラーの施術を受けたあと湿疹が出た 使用する薬剤によっては頭皮が荒れてしまうこともあるでしょう。まずは早めに医療機関を受診し、写真を撮る、当時の施術内容の記録をまとめておくなどしておくとよいでしょう。 美容院との話し合いによって、治療費を負担してくれるかもしれません。
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