【MLB】カージナルス・アレナド レッドソックスへのトレードなら受け入れる意向を球団に通達 米報道
カージナルスからのトレードが濃厚となっているノーラン・アレナドについては、ヤンキースやドジャースが有力な移籍先として挙げられていたが、ここにきてレッドソックスが最有力候補に浮上している。米公式サイト「MLB.com」でカージナルスを担当するジョン・デントン記者によると、ここ数日でアレナドがレッドソックスへ移籍する可能性が高まっており、アレナド自身もレッドソックスへのトレードであれば受け入れる意向を球団に通達したという。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ カージナルスは今オフ、ロースターの「リセット」を敢行して若手主体のチームに切り替える方針を示している。しかし、高額年俸の主力選手の多くがトレード拒否権を持っているため、主力放出によるペイロール削減は思うように進んでいない。そんななか、アレナドは移籍先によってはトレード拒否権を破棄する意向を示しているため、カージナルスはアレナド放出に向けたトレード交渉を進めている状況だ。 アストロズへのトレードを拒否したことが明らかになっているアレナドだが、デントン記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスへのトレードであれば受け入れる意向を示しているという。レッドソックスは有望な若手野手を多く抱えており、今オフは積極的な投手補強を展開。今後に期待が持てるチームになりつつある。本拠地フェンウェイ・パークが右打者に有利な環境ということもあり、アレナドはレッドソックスへの移籍を好意的に捉えているのだろう。 レッドソックスがアレナドを獲得した場合、主砲ラファエル・デバースが別のポジションへ移ることになる。チーフ・ベースボール・オフィサーのクレイグ・ブレスローは若手一塁手トリストン・カサスの放出に否定的な姿勢を示しているため、一塁カサス、三塁アレナド、DHデバースの布陣が基本になるかもしれない。そうなると、5年契約の3年目を迎える吉田正尚の立場がかなり危うくなる。アレナドのトレードが成立したあとは、吉田放出に向けた動きが加速していく可能性もありそうだ。