鍵山優真、計300・09点で圧巻のNHK杯連覇!壷井達也は初のGPシリーズ表彰台となる3位に
◇9日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯最終日(国立代々木競技場) 男子はフリーを行い、2022年北京冬季五輪銀メダルで昨季世界選手権2位の鍵山優真(21)=オリエンタルバイオ・中京大=が今季世界2位でシーズンベストを更新する合計300・09点で優勝した。ショートプログラム(SP)1位で臨んだフリーも1位でシーズンベストの194・39点をマークした。 最終12番滑走で登場した鍵山は情熱的なフラメンコのメロディーに乗った演技を展開。冒頭の4回転フリップが回転不足とされた上、転倒したためGOE(出来栄え点)で4・40点の減点を受けた。しかし、続く4回転サルコーで3・74点、3本目の4回転―3回転の連続トーループで3・39点という高いGOEの加点を得てカバーした。 基礎点が1・1倍となる後半はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)やフリップ―トーループの連続3回転をプラスの加点のジャンプとした。ステップやスピンはレベルの取りこぼしがあったものの、しっかりと内容をまとめきり、2位のダニエル・グラスル(イタリア)に35・24点という大差をつけて大会連覇を達成した。 他の日本勢は、昨季全日本選手権9位でSP3位の壷井達也(21)=シスメックス=はフリー3位となる166・50点をマーク。合計251・52点の3位で、GPシリーズでは自身初の表彰台に立った。2023年四大陸選手権王者でSP2位の三浦佳生(19)=オリエンタルバイオ・明大=は合計240・38点の6位で今大会を終えた。
中日スポーツ