【ハイライト動画あり】奈良岡、地元でS/Jリーグデビューも西本に逆転負け
バドミントンの国内最高峰リーグ「S/Jリーグ」は11月9日に黒石大会を行い、男子SブロックではNTT東日本が2-1でジェイテクトに勝ち、女子Jブロックではヨネックスが七十七銀行を2-1で破った。S/Jリーグは、男女とも6チームずつSとJの2ブロックに分かれて総当たり1回戦を行い、ブロック上位2チームが優勝を競うTOP4トーナメントに進出する。また、ブロック最下位は順位決定戦を行い、敗れたチームは降格する。男子のNTT東日本は、開幕3連勝でTOP4進出に前進。一方、連覇を狙うジェイテクトは1勝2敗となり、TOP4進出には後がなくなった。女子は、ヨネックスが開幕3連勝を飾った。まだ上位候補2チームとの対決を残しているが、勝つ経験を積み重ねて勢いに乗っている。 【黒石大会 男子ハイライト】ジェイテクト vs. NTT東日本|バドミントン S/Jリーグ 2024
NTT東日本、奈良岡敗戦でもチームは勝利
この日は、注目されたカードが実現した。男子のシングルスは、奈良岡功大(NTT東日本)と西本拳太(ジェイテクト)の日本A代表対決。奈良岡は、今夏にチームに加入したばかりで、地元である青森県でS/Jリーグデビューを飾ることになった。第1ゲームは、中盤、終盤に連続得点を奪った奈良岡が22-20で先取した。しかし、第2ゲームは、9オールから12連続失点の急失速で9-21。西本は、奈良岡のラウンドに球を集めてペースを奪い取った。奈良岡はファイナルゲームも勢いは取り戻せず、9-21で失い、逆転負けを喫した。
ジェイテクトとしては、ダブルス2試合のどちらかを取れれば勝利だったが、第1ダブルスの相澤桃李/佐野大輔が接戦を0-2で落としており、第2ダブルスの川島直也/小川航汰も敗れたため、チームとしては1-2で敗戦。逆に、NTT東日本はシングルスでエースが敗れても2-1で勝利をもぎ取る底力を示した。
女子のヨネックス、シングルスを落とすも3連勝
女子は、ヨネックスが巧みなオーダーで勝利を挙げたが、七十七銀行はシングルスで神山歩美が日本B代表を破って気を吐いた。ヨネックスは、開幕2試合からオーダーを変更。ダブルスのエースである櫻本絢子を第2ダブルスで起用していたが、第1ダブルスに持ってきた。1年目の遠藤海妃とのペアだったが、毛利未佳/千葉美采に2-1で逆転勝利を収めた。シングルスは、日本B代表を2人擁するヨネックスが優位と思われたが、七十七銀行の神山が仁平菜月にストレートで勝った。第1ゲームを23-21で競り勝つと、第2ゲームは試合のペースを渡さずに押し切った。