【ヤクルト】FA移籍の茂木栄五郎、持ち味は「長打力」 競争に“打ち勝ち”レギュラー獲り誓う 入団会見で背番号「8」披露
楽天からFAでヤクルトに移籍した茂木栄五郎の入団会見が12月10日、都内の球団事務所で行われた。2年契約で年俸7000万円プラス出来高で正式契約した(金額は推定)。 茂木は「9年間、楽天イーグルスでプレーできて感謝しています」と述べると「獲得していただいたヤクルトスワローズさんに感謝しています。来年活躍する姿を見せて優勝に貢献できたらなと思います」と誓った。 【動画】代打で鋭い打球を飛ばす!茂木栄五郎の適時三塁打 楽天では1年目から遊撃のレギュラーとして活躍。近年は若手の台頭もあり、出場機会が減少したが、「長打力というところはこれからも伸ばしていきたい。幅広い分野で求められたところで活躍できる選手になりたい」と、新天地で再び花を咲かせる覚悟だ。 神宮球場は早稲田大学時代にも慣れ親しんだ球場で「ファンの方との距離が近い。声援というのも大きい印象がある。その力を自分の結果につなげていけたら」と、ファンの応援を力に変える。 「自分の持てる力を精一杯発揮して、チームの勝利、優勝に少しでも貢献できたらなと思います」という背番号「8」は、「大学の先輩の武内(晋一)さんも付けてた背番号で、すごく身が引き締まる思い。活躍していい姿を見せられるように頑張りたい」と決意した。 「もちろんレギュラーを獲りにいきますし、その中でも与えられたところでまずは結果を残せるようにしっかり準備したい」 ヤクルトは、来オフに三塁手の村上宗隆がメジャー挑戦を表明。二塁手のキャプテン・山田哲人も来年33歳を迎えるだけに、内野ならどこでも守れる茂木の加入は大きい。 若手もレギュラー奪取を狙い、チームにさらなる競争意識が芽生えることが期待される。2年連続リーグ5位からの巻き返しに向けて茂木が重要なピースとなる。 [文:別府勉]