おしゃれ番長の大草直子が何よりも夢中になっていることは?表参道のギャラリーで思わず衝動買いした理由…
ファッションスタイリスト、エディターとして幅広い層から支持を集める大草直子さん。新居のインテリアづくりを通して気づいたこと、出合ったモノなどを語っていただく、人気連載「大草直子のOKINIインテリア」。第6回目のテーマは窓辺のオブジェ。大草さんの感性に響いたものは? 【写真でもっと見る】大草直子が買ったのはコレ!見れば納得、新居の窓辺に飾るオブジェの魅力
インテリアの余白を楽しむということ
インテリアは、一生完成しない。だから面白いし、ずっとワクワクしていられる。 おしゃれもインテリアを考えることも、どちらも好きだけど、最近は空間を整え、設えていくことが楽しくてしょうがない。 服はもちろん、立体という人間の包むものではあるけれど、広がりという意味では、空間を考えることとはやっぱり違うんです。 服が三次元のものだとすると、インテリアは五次元。って、よくわかりませんね(笑)。 3月から部屋づくりを始めて、もう7月が目前に。 必要なものはもちろん、絶対いるか、といわれると首をかしげる「頭ではなく、心が必要としているもの」も揃いましたが、冒頭で述べたように、完成はしていません。 しっかりと広さがあるリビングルームだからこそ、余白を楽しみたいな、と思って、あまりものを増やさないようにしていますが、いわゆる出窓は世界観をつくるのにちょうどよいので、少しずつ密度を増してきました。
ラティティア・ジャケトンを、夕陽を望む西側の窓辺に
今回は、晴れた日はしばし夕日を眺めてしまう「西側の出窓」にNEW INしたオブジェを紹介したいと思います。 ヨーロッパを中心に活躍するアーティスト、ラティティア・ジャケトンのもので、森や山で集めた石とガラスをセットしたフラワーベース。 粗野な石と繊細なガラス。硬く強い石とフラジャイルなガラス。マスキュリンな石と官能的なガラス。一見こんな対比に見えますが、よく見て。キャラクターは、実は逆なんじゃないか、と気づきます。 こんなふうに哲学的な問いかけをしてくれる実用的なオブジェは、表参道にオープンした「ESCAPERS AN OTHER EORLD」で見つけました。 訪れたプレスオープンデーで、中央に飾られ、私を待っていた(笑)。