オレオレ詐欺で共謀“リクルーター役”か 東京の16歳少年を詐欺の疑いで逮捕=静岡県警
8月27日、別の少年らと共謀して静岡県沼津市に住む90代女性から、甥を騙って現金100万円をだましとった疑いで、16歳少年が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都に住む16歳の解体工の少年です。 警察によりますと少年は、8月27日、別の人物らと共謀して、沼津市に住む90代の女性に甥を騙って電話をかけ「会社の重要な書類をなくしてしまい、現金が必要になった」「代わりの者が取りに行くから」などと嘘を言い、甥の関係者になりすましたいずれも逮捕済みの中学生(逮捕時15)と自称解体工の少年(逮捕時17)が、女性宅の付近で現金100万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと16歳の少年は、先に逮捕された中学生と自称解体工の少年に対する捜査の中で事件への関与が浮上し、2人を犯行グループに紹介して“受け子”や“回収役”にした、いわゆる“リクルーター”の役割だったとみられています。 この事件では、不審な人物を発見し追跡していた警察が、だまし取られた金の受け渡し現場となった沼津市内で犯行を確認し、10代の少年2人にそれぞれ職務質問をして逮捕に至りました。被害者の90代女性は、警察からオレオレ詐欺の容疑者2人を職務質問で逮捕したと説明を受けて、初めて自身の被害に気づいたということです。 警察は、ほかに首謀者や女性に電話をした“かけ子”などの共犯がいるとみて、少年の余罪も含めて調べています。
静岡放送