自民、衆院でも政倫審調整 萩生田氏ら対象、幕引き狙う
自民党は旧安倍派などの裏金事件を巡り、参院に続き、衆院でも政治倫理審査会を開催する方向で調整に入った。 複数の党幹部が6日明らかにした。萩生田光一元政調会長ら約15人が対象。衆参共に一定の「説明責任」を果たすことで、幕引きにつなげたい考えだ。 森山裕幹事長は5日、萩生田氏と会談し、出席を要請する可能性があると伝えた。ただ、対象議員の中では「政倫審より重い衆院選を戦った」として慎重論も出ているという。 裏金問題に関し、これまで衆院政倫審に出席したのは西村康稔元経済産業相ら7人にとどまる。石破茂首相(自民総裁)は10月の衆院選で、政倫審での弁明などを公認の判断材料とした。来年夏の参院選でも同様に対応する考えを示している。