湯上がりに瓶牛乳ぐびっと 乳業×銭湯がコラボ 需要減る冬場に向け提案
雪印メグミルク(東京都新宿区)は、昔懐かしい瓶牛乳商品とオリジナルグッズを東京・市ケ谷で販売している。銭湯で瓶牛乳を飲む習慣が根強いことに着目し、東京都浴場組合とコラボした。「雪印メグミルクの湯」と題し、冬場の飲用需要が落ち込む時期に消費拡大を促す。セット商品の販売は13日まで。 自動販売機や宅配専用で販売する瓶に入った乳飲料「雪印コーヒー」「雪印フルーツ」「雪印いちご」など人気商品を用意。オリジナルグッズとセットで、5本入り1000円で販売する。購入者には都内約80カ所の温浴施設でオリジナルタオルと交換できる引換券が付いてくる。 同社は「東京都浴場組合とのコラボで、温浴施設の利用者増加と牛乳の消費拡大の相乗効果を狙う」とする。引き換え期間は11月10日まで。 輸送コストの増加や回収の手間などから瓶商品の取り扱いは減少傾向にある。企画リーダーの川原在信さんは「宅配は高齢の方の利用が多いが、駅構内で販売することで世代を問わず購入していただけてうれしい」と話す。
日本農業新聞