20年以上夢中!フランスの美しき石けん缶「ラ サボンリー ドゥ ニヨンス」【お菓子缶の世界# 24】
あまりの暑さにさすがの私も食欲減退……。お菓子を食べる気力を失っている状態ですので(笑)、今月はお菓子缶ではなく石けん缶をご紹介させてください。 『La SAVONNERIE de NYONS(ラ サボンリー ドゥ ニヨンス)』の缶入り石けんに出合ったのは、もう20年以上前のことになります。記憶があいまいなのですが、四ツ谷か青山の雑貨屋さんで、エッフェル塔が描かれた缶に入った石けんがあり、それが『ラ サボンリー ドゥ ニヨンス』のものでした。 【写真6枚】ヴィンテージライクな雰囲気がかわいい!フランス発『ラ サボンリー ドゥ ニヨンス』の「缶入りせっけん」を写真で見る!
日本にも昔あった、缶入りの石けん
缶入り石けんなんてものを見るのはそれが初めてでした。「なんておしゃれでかわいいんだろう!」と1つ買い、大切に持ち帰った記憶があります。しかし、実は日本でもひと昔前まで石けんは、缶に入れて販売されていたんですよね。お菓子同様、缶に入れることで湿気や衝撃から石けんの香りや品質を守っていたのでしょう。古道具屋さんや蚤の市、『メルカリ』などでは、昔の「花王」や「牛乳石鹸」の石けん缶を見ることができます。 2021年から2022年にNHKで放送された「連続テレビ小説」「カムカムエヴリバディ」の第62回では、ちゃぶ台の上に小道具として「カネカ」の「絹石鹸」の缶が置かれ、缶マニアたちの間では当時、かなり話題となりました(笑)。ネイビーの缶に赤、白、黄色、緑色のドットが散りばめられた缶で、今見ても充分にかわいく、おしゃれな缶だったんです。
“石けんの街”から生まれた、「ラ サボンリー ドゥ ニヨンス」
『ラ サボンリー ドゥ ニヨンス』は、フランス南東部の街・ニヨンスで誕生。このニヨンスという街は、最古の石けん工房の跡が発見された場所。良質なオリーブオイルの産地でもあり、石けんにはこのニヨンス産のオリーブオイルも使用されています。そのため『ラ サボンリー ドゥ ニヨンス』の石けんは、しっとりとした洗い上がりが特徴。 そしてさらに魅力的なのがこのメタル缶……! デザインはニヨンス出身のアーティストが手がけており、あえてヴィンテージライクな雰囲気に仕上げているのだとか。さまざまなデザインがあるので、コレクターもいるのも納得! それにこれだけ素敵な缶に入っているので、このままギフトとしてお渡しすることができ、包装紙などいりません。