【節約と値上げの意識調査】7割が食費節約。20歳代の70%超が食費節約もコスパ・タイパ重視の商品購入
全体6位の「お得な大容量・増量品を選ぶ」は若年層の回答が多かったが、60歳~70歳代のシニア・シルバー層は1~2割と低かった。逆に全体5位の「材料を使い切る・使い切れる量しか買わない」は60代が46.3%、70代が45.3%と、一方の若年層は2~3割にとどまった。全体7位の「購入するものを事前に決め、必要なもの以外買わないようにする」は60代が29.0%、70代が33.6%とシニア・シルバー層の回答割合が全体と比べて高かった。
「食料品を購入する時にどのような安さ・価格に惹かれるか」という質問では、「コストパフォーマンスが良い(価格に対する品質が良い)かどうか」が57.8%が1位に。2位の「グラム・個数あたりの価格の安さ」(49.5%)は、前回調査に引き続き若年層で高い傾向となり、2023年11月の実施時と比較すると5.2ポイント増となった。グラム単価などを鑑みて、実質的な“安さ”などコスパを判断して買い物をする傾向が強まっているようだ。
調査では約6割が、今後も「食費は今と同程度節約したい」と考えていることもわかった。20歳代は前回調査比で13.7ポイント増の39.7%が「食費は今まで以上に節約したい」と回答し、他の年代よりも高い割合となった。一方、20歳代の「食費は今と同程度節約したい」は11.9ポイント減の49.7%となり、食費への節約意識の高まりが大きいことが読み取れる。