“過去最多”の倒産数…肉の価格上昇に立ち向かう、焼き肉店の経営努力とは?
対策の効果について、山北さんは「客数が多いので、“ちりも積もれば”じゃないですが、すごい額になるかなと」と話す。点火のタイミングのほか、従業員のシフトも工夫。コスト削減のため、運営方法をイチから見直していた。 今回取材した2店舗はいずれも、現時点でメニューの値上げは予定はしていないという。
その理由について、『肉のよいち』の柳瀬社長は、「仕入れが高くなったからって上げちゃうと、もう疲れちゃいますよね、値上げに。今むやみに値上げすると 本当の客離れになってしまう」と思いを明かした。
また、『煙力』運営会社の山北さんは、「不景気のなか、財布のひもが堅くなるより、気軽に来てもらうのが“煙力・大衆ホルモン”」と話し、「だから、値上げはしない」と力強く語った。