【タイ】10月1日の最賃引き上げ、業種限定見通し
タイのピパット労働相は4日、セーター前政権の計画通り10月1日に最低賃金を引き上げる方針を示した。前回4月と同様、一部の業種や事業規模に限定するものの、全国的に1日当たり400バーツ(約1,700円)に引き上げる見通し。 ピパット労相は、最低賃金については前政権の方針を維持すると述べた。労働省、経済団体、労働組合で構成する国家賃金委員会が今月2回にわたって会合を開き、最終案をまとめる。一部の業種、企業の規模に限定して全国的に400バーツへ引き上げると説明した。 前回4月13日には、観光産業が発展している10都県の一部地域で、従業員50人以上の四つ星ホテルに限定して1日当たりの最低賃金を400バーツへ引き上げた。今回は業種と規模を限定する一方、適用は全国となる。