小池都知事が定例会見6月8日(全文1)児童相談の体制をさらに強化
乳児用の液体ミルクの調達について
次でありますが、このたび災害時におけます乳児用の液体ミルクの調達について、イオン株式会社と協定を締結することで合意をしましたので、お知らせをいたします。乳児用の液体ミルク、私は再三ここでご披露してまいりました、あの液体ミルクですが、常温での保存が可能で、そしてお湯も要らない、そして粉を溶かして冷ましたり、煮沸したりするということがないということで、災害時に大変有用であると。そのため知事、私自身知事に就任する前からその必要性、有効性について訴えて、国会でその動きを、議連などもつくってやってまいりました。 そして先日、厚労省の大臣とも、加藤大臣とも面会した際に、子育てしやすい環境づくりを進めるための乳児用液体ミルクの普及に向けまして要請も行ってまいりました。また国においては3月に企画の基準案というのがまとまりまして、現在、国内流通に向けた取り組み、進められているところでございます。今後、国で省令などが改正されますと、国内での製造、販売、可能となるわけでありますけれども、でもいざ製造が開始されるまで、たぶん少なくとも1年以上はかかるという見込みでありますので、そこで今回、都といたしまして、独自に災害時に乳児用の液体ミルクを海外から緊急に調達できるようなルートを確保しようということで、イオン株式会社と協定を締結したということです。 具体的な流れはこちらのほうをご覧いただければと思いますが、災害の発生時、都はイオン株式会社に対しまして液体ミルクの調達を要請いたします。これを受けましてイオン株式会社は海外メーカーから液体ミルクを緊急輸入していただいて、都に供給していただくということであります。また緊急輸入の手続きが円滑に進むように国に対しましては必要な手続きを依頼してまいります。今後、協定の最終確認が済み次第、協定書を取り交わすという予定になっております。 例えばこんな感じ。これはアメリカ製で、こういうのが、これはフィンランド製ということで、いろんな、各国スーパーに行けば普通にこの液体ミルクって売っています。わが国ではまだ生産もされていない、もちろん売ってもいないということでございますけれども、でもこれは液体ミルクを、いざといったときの液体ミルクの調達ルートが確保できたというお知らせでございます。