【RIZIN】“進化の止まらない37歳”久保優太「シェイドゥラエフを倒して鈴木千裕選手とタイトル戦を!」
大みそかに開催される『RIZIN DECADE』の第3部『RIZIN.49』にて、ラジャブアリ・シェイドゥラエフと対戦が決定した久保優太。カード発表会見では「このシェイドゥラエフを乗り越えて、僕は来年絶対にRIZINフェザー級で王者になりたいと思っている」と王座獲得のための“最短ルート”として、この試合に挑む。 【写真】シェイドゥラエフ、鈴木千裕、そして平本蓮について語る久保優太 シェイドゥラエフはMMA10戦10勝、しかも全てフィニッシュ勝利という戦績を引っ提げてRIZINに参戦すると、6月に武田光司、9月にはフアン・アーチュレッタに、ともに1ラウンドで一本勝ち。まさに怪物と呼ぶにふさわしい圧倒的な強さを誇り、久保も現時点では「勝率は薄いかもしれない」と劣勢を認めている。 では大会まで残り1ヶ月半の間に、どのような練習を重ねて、どんな作戦でシェイドゥラエフと対戦するのか。ORICON NEWSは会見直後の久保に直撃インタビューを実施。久保もシェイドゥラエフに負けじと現在MMAで5連勝中、しかも元修斗チャンピオンの高橋遼伍や斎藤裕にも勝利して勢いに乗っているだけに、控えめながらも確かな自信というオーラを放ちながら、じっくりと意気込みを語ってくれた。
■「今やったら100%勝てない(苦笑)」そこから積み上げ、大みそかに勝つには…
――久保選手はMMAを「挑戦」というテーマで戦っていらっしゃいますが、さすがに今回のシェイドゥラエフという“壁”は、かなり高いと感じていますか? 【久保】そうですね(苦笑)。でも、高橋遼伍選手に挑戦するときも、斎藤裕選手に挑戦するときも、周りから「早いだろ」って言われてきて、自分でもそう言われるのは当然だと思いますが、その方が挑戦しがいがあるし、僕は試合が決まると3倍速くらいで強くなってしまうので(笑)。大みそかも『超RIZIN.3』の久保優太とは別人になっているので、そこは見てくださるファンの方に期待してもらいたいです。 ――以前に「試合前は不安が多いけど、それを練習で埋めて試合当日は勝率を50:50くらいに持っていく」と語っていましたが、現時点でのシェイドゥラエフに勝てる確率は? 【久保】(即答で)今やったら100%勝てないです(笑)。明日試合しろって言われたら勝ちようがないけど、残り1ヶ月半で50%までは持っていけると自分自身で信じているし、そうじゃなきゃ挑戦って言わないです。挑戦する方が人生は面白いじゃないですか。 ――シェイドゥラエフに勝つために練習を積み上げる、その道筋はもう見えていますか? 【久保】そうですね。もう追い込みでたくさん練習してボロボロになってますが、それが「格闘技をやってるぜ」って感じで楽しいですし、来月になって減量を始めて疲労も重なってくると、メンタルも落ち込んでつらくなっちゃうんですけど、それを乗り越えた先に勝ち筋が見えてくると信じています。 ――RIZINで2試合連続一本勝ちのシェイドゥラエフですが、弱点はあるんでしょうか? 【久保】相手の弱点を見つけるというか、僕は誰に対してもMMAの舞台で自分のやってきたキックボクシングをやるだけなんですよ。それが僕の戦い方で、例えばシェイドゥラエフ対策で今から柔術をやったって勝てるワケないですから。あくまで自分の得意なキックボクシングをできるように持っていく、それで高橋選手にも斎藤選手にも勝てました。自分の武器も弱点も俯瞰で見えているので、自分のやるべきことをやるだけです。 ――対戦相手は久保選手の戦い方を分かっているのに、止められない。だからこそ、久保選手にはまだまだ底知れない強さを感じてしまいます。 【久保】ありがとうございます。そう言っていただけると、次も頑張れそうです!