【W12エンジンのクライマックス】16台限定のベントレー・バトゥール・コンバーチブルが最終テストへ
バトゥール・コンバーチブル・カーゼロ
他のマリナーのコーチビルド車両と同様に、バトゥール・コンバーチブルも無限にカスタマイズ可能だ。 車の外装とキャビンのすべての表面の色や仕上げなど細部に至るまで選択することができ、エンジニアリング開発車両であるバトゥール・コンバーチブル・カーゼロも、細部へのこだわりを持って作られている。 外装の塗装は、ヴァーミリオングロスとヴァーミリオンサテンのデュオトーンという特注カラーで、現代的なボディラインに鮮やかな色彩を与えるという。 ボディワークは、フロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザーに使われた高光沢カーボンファイバーで引き締められており、車のフロントには、芸術的なグリルが特徴となり、メインのマトリックスはグロスダークチタンで仕上げられ、コントラストをつけたシェブロンはセンターのベルーガカラーから外側にかけてヴァーミリオングロスカラーへとグラデーションパターンでデザインされた。 ボンネットの「エンドレスライン」は、グロスダークチタンの塗装で仕上げられ、22インチホイールも同様にグロスとサテンブラックチタンのスポークにヴァーミリオングロスのアクセントが施されている。 ■2台目の開発車両である「エンジニアリングカー」 こちらはまったく異なる仕様を持っており、ミッドナイトエメラルドの外装は、高光沢のカーボンファイバー製ボディキットとサテンダークチタン仕上げのボンネットのブライトウェア、下部バンパーメッシュが特徴だ。 ホイールはトライトーンで、サテンダークチタンのボディに、グロスポーポイズのアクセントフェイス、グロスマンダリンのピンストライプが施されている。 また、サテンダークチタンとマンダリンの組み合わせにグロスベルーガを加え、フロントグリルへの三色のグラデーションフェードを演出。 キャビンは外装を反映し、カンブリアングリーンとポーポイズのレザーにマンダリンのステッチとパイピングがアクセントとして施されながら、機械加工されたチタニウムのオルガンストップとブルズアイベントが取り入れられた。 ウッドベニアはマリナーの精美な「ギターフェード」で、キャビンの幅に沿って色がグロスベルーガから高光沢のカーボンファイバー、再びグロスベルーガへと徐々に変化し、W12エンジンのレーザーエッチングされたオーディオシグネチャーで仕上げられる。
AUTOCAR JAPAN(執筆)