【菊花賞】ダノンデサイル、春より進化 横山典騎手「素晴らしい体になった」/G1追い切り速報
<菊花賞:追い切り> ダービー馬ダノンデサイル(牡3、安田翔)はダービー最終追い切りと同じく、栗東坂路で単走追い。最後まで楽走のまま、4ハロン54秒2-13秒1で駆け上がった。 同55秒5-13秒3だったダービー時とほぼ同じ内容で、自ら騎乗した安田翔師は「ここまで計画通りにきた。(テンションが高かった)ダービー時より、なだめる度合いは少なく済んだ」と安堵(あんど)の表情だった。 今回はダービー以来のぶっつけ本番。横山典騎手は「本当なら1回使う方がベストと思ったが、今年は特に猛暑で、ステップレースを使うとなると暑い時に動かさないといけない。それは酷だなと思い、直接行くことになった」とローテーション決定の経緯を説明する。 皐月賞の競走除外により、結果的に休養明けだったダービーを勝ったように、逆境を乗り越えるだけのポテンシャルを持った馬だ。「素晴らしい体になった」(横山典騎手)と春より進化もしている。万全のローテーションではなくても、2冠獲得のチャンスは十分にある。