世界で増える「難聴」日常生活に支障も...予防・進行を抑える食材とは?難聴の意外な原因や予防法
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターはJCHO東京新宿メディカルセンター 耳鼻咽喉科 診療部長 医学博士 石井正則先生です。 【動画】難聴の原因のひとつになり得るメタボ。3つのヤセ行動でモチベーションUP!簡単なやり方はこちら!【26秒~】 今回のテーマは「~加齢だけが原因じゃない!~世界で増える難聴の落とし穴」 日常生活に支障をきたす「難聴」。年を取ればある程度仕方のない事だと思ってしまいますが、実はWHOが世界11億人の若者に難聴の恐れがあると発表しているそうです。そこで今回は、難聴を引き起こす意外な原因や予防法について専門医に教えてもらいました。
聞こえの仕組み
音は鼓膜を振動させ、その振動が耳の奥にある「蝸牛(かぎゅう)」という器官に伝わります。蝸牛の中には「有毛細胞」と言われる毛の生えた細胞があり、振動を電気信号に変換し、脳で音として感じる事ができるのだとか。しかし、何らかの原因で脱毛したり傷がついたりすると、音の振動を正確に脳へ伝えられず難聴になってしまうそうです。
避けては通れない難聴の原因「加齢性難聴」
<「加齢性難聴」について> 体温計の「ピピッ」という音など、高い音が聞こえにくくなるのは加齢性難聴の特徴の1つだそうです。有毛細胞は、場所によって認識する音の高さが異なります。高い周波数帯は、常に音が入ってくる蝸牛の入り口にあるため、傷つきやすく有毛細胞の脱毛も起きやすいのだとか。実際に、70代が近づくにつれて高い音は大きな音でないと聞き取りにくくなるというデータもあるそうです。 <加齢性難聴の兆候> 先生によると、男性は40歳過ぎから、女性は40代半ばから更年期にかけて加齢性難聴の兆候が出てくるそうです。 <コミュニケーションに支障がある場合は耳鼻咽喉科へ> 加齢性難聴は、カ行・サ行・タ行・ハ行の言葉が聞き取りにくくなるという特徴もあるそうです。そのため、聞き間違えが多くなってしまうのだとか。難聴が進行しコミュニケーションに支障が出ている場合は、一度耳鼻咽喉科で聴力検査を受けてみましょう。